とある大先輩との会食にて

昨夜はとある大先輩の方(女性、Sさん)と会食でした。というのはSさんは、社会人になってから自費でアメリカに留学されて日本に戻り、とある有名企業で数々のサクセスストーリーを作られてきた、まさに人生の大先輩という方です。そもそもmarumoがSさんに一度お話をお伺いしたくて会社の人に頼んで設定していただきました。

実はこのSさんは、marumoと同じ歳くらいで同じようにアメリカに留学されて、似たような人生を歩いてこられた方です(といっても今のmarumoなんか足元にも及びませんが)。それだけに、どうしてその年でそのような人生の選択をしたのか、いろいろお伺いしたいことは尽きなく、そしてSさんも私の歩んできた道のりに少し興味を持っていただいたようで、初対面にもかかわらず、いろいろ意見交換をすることができました。

特にSさんのお話は一つ一つの言葉が重く、聞くたびにハンマーで殴られたような衝撃を受けました。「今の自分は何やってるんだろう」「本当にこのままでいいのかな」「Sさんみたいに自分の全身全霊をかけて何かにささげるほど必死に仕事をしたことがあっただろうか」と思い、つまらないことばかり迷ったり気にしていたりしている自分に恥ずかしくなるとともに、Sさんが経験された企業人、経営者としての数々の葛藤やその葛藤ゆえの人生の決断をお伺いして、心が揺さぶられました。

人生は一度しかありません。そして時間は限られています。その一瞬一瞬を自分は悔いなく生きたといえるのか、悔いのない人生だったと言えるように、Sさんのような自分の持てるものをすべてささげるような大勝負をしてみたい。私が欲しているのはそんなチャレンジなのかもしれません。そしてそのチャレンジは周りから与えられるのを待っているのでなく、自分から掴みに行くものなのだと思います。