楽天の強さ

気になる経営者シリーズですが、今日は楽天の三木谷さんです。

個人的には楽天のサイトはお店ベースでできていて、探しにくい部分もあり、競合他社Aの方が使いやすいと前々から感じていたのですが、以下の日経新聞の記事の抜粋を読んで、なるほど腑に落ちるものがありました。

楽天の哲学は優れた商品やサービスを持つ小店舗が大手に食われない世界を作り出すことです。この上に楽天のビジネスモデルがあります

確かにそうです。楽天のサイトは「仮想商店街」と言われる通り、単位がお店なのです。なのでそもそも「他店と比較がしづらい」という批判はしょうがないものなのです。むしろ価格や利便性に陥らないサービスやユニークな商材こそが差別化のキーになるというわけです。そして一度ファンのお店を作ってしまえば、そのお店にファンは帰ってくるというわけです。

同じく今日の日経電子版に米倉誠一郎(よねくら・せいいちろう)先生の以下の記事が載っていました。題して「三木谷君は特別じゃない」

三木谷流経営とは:
やると決めたらその場からやる
まねのできない領域までやり続ける
組み合わせで新しい市場を生み出す
自らの成功体験を否定して取り組む
情に流されない、体制に迎合しない

確かに誰だってアイディアはあります。ただ経営者と普通の人を分ける唯一のファクターは「それを実行できるかどうか」これは大きいです。そしてこのような力を若いうちからつけておくこと、つまりいかに若いうちから実行の場を踏めるか、それが後々になって大きく利いてくると思うのです。だからこそ何事もチャレンジしてみること、大失敗しない程度に機会を見極めながらうまくうまくやることが経営者として必要なことなのではないかと思います。