「イノベーションと企業家精神」
今読んでいる本から印象に残った言葉を1つだけご紹介します。
- 作者: P.F.ドラッカー,上田淳生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/03/09
- メディア: 単行本
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著者のドラッカーがイノベーションの機会の1つとして、「価値観ギャップ」に触れている個所からの引用です。
「いかなるものであれ1つの仕事に成功するには、その仕事の価値を信じ、真剣に取り組む必要がある。化粧品の生産者は化粧品の意義を信じなければいけない。さもなければ製品そのものが陳腐化し、顧客を失っていく。病院を経営するものは医療を絶対的な善として信じなければならない。さもなければ医療も看護も直ちに質が低下していく。
しかし、それにもかかわらず生産者や販売者が提供していると思っているものを買っている顧客はほとんどいないのである。彼らにとっての価値や期待はほとんど常に供給者の考えているものとは異なる」
ドラッカー、レイ・クロック、そしてスティーブ・ジョブズも同じことを言っています。スティーブ・ジョブズは、自分の好きなこと、真剣になれることを見つけるまでは腰を落ち着けず、探し続けろと言っています。人生有限、人間が一生懸命になれる時間も限られている中で早く一生をかける分野を見つけることが大切だとつくづく感じている今日この頃です。